手術で治せるがん

胆のうがんとは。

看護師

胆のうとはお腹の右上にある臓器です。肝臓の下にあり、肝臓から出た消化液を貯めておく役割があります。よく耳にする胆石はこの胆のうの中にできた石です。 胆のうがんとはこの胆のうの袋にできたがんをさします。胆のうがんは自覚症状が出にくく、検診の腹部超音波検査や腹部CTで発見されることが多いです。胆のうは胃のように直接細胞を取って検査することができない臓器の為、超音波やCTでがんが疑われた場合は治療となります。 胆のうは壁が薄く、いったんがんができると進行が速いのが特徴です。胆のうポリープから胆のうがんになることもあり、1センチを超えたポリープは手術が勧められます。胆のうにポリープがあるといわれている方は医師の指示通りに定期的に検査をすることが勧められます。

治療とその後。

胆のうがんの治療は基本手術です。早期の場合は胆のうの袋だけを取り出す胆のう摘出術となります。胆のう摘出術はお腹を切る開腹術と、腹壁に小さな穴をあけてカメラなどを用いて行う腹腔鏡手術があります。胆のうポリープなど、がんかどうかわからない場合は傷が小さく入院期間の短い腹腔鏡が選ばれることもありますが、がんと判明している場合やがんの可能性が高いときにはリンパ節転移などの確認も行うため開腹手術が一般的です。 がんが胆のうの壁を貫いている場合や、すぐ横にある肝臓に及んでいる場合には開腹手術となります。切除範囲は病気の広がりによって様々ですが、胆のう・肝臓の一部・リンパ節などを切除します。 胆のうは肝臓から出る消化液を貯めておく袋であり、切除しても大きく体調がかわることはありません。ただし手術直後は油分の多い食事をすると消化不良や胃もたれをおこすことがあります。